@article{oai:cuc.repo.nii.ac.jp:00004316, author = {鈴木, 孝男 and スズキ, タカオ and SUZUKI, Takao}, issue = {1/2}, journal = {千葉商大論叢}, month = {Sep}, note = {P(論文), この論文の狙いは,近代産業の発祥地であり,機械技術の発展に大きな功績を挙げたイギリスにおいて,工作機械産業が現在どのような形で存立しているかということを分析することである。イギリスでは18世紀に産業革命における機械技術の発展が見られたが,その基礎を作ったのが工作機械産業である。19世紀に互換性部品生産方式がアメリカで発達し,新しい工作機械が開発されたが,イギリスの企業は新技術への対応が遅れ,以後アメリカやドイツ,そして最近では日本,イタリアなどの後塵を排するようになった。現在,イギリスでは製造業が第3次産業に比べて規模が縮小しており,その影響を受けて工作機械産業も縮小過程に入っている。その中で主要企業の動向を見ると,大手企業はほとんど外国籍企業であり,イギリス籍企業は狭い分野に特化して生き残りを図ろうとしている。貿易面では輸入が輸出を上回っており,特にEUとの貿易では低価格部品を輸出して高価格品を輸入する傾向がある。大手企業の輸出比率は80%前後と高く,国内の製造業は高性能の機械を輸入に依存する傾向がある。地域的集積では,産業革命の中心地であったミッドランドに多くの企業が集まっているが,集積のメリットを発揮するような企業間の連携や競争は見られなかった。ただ,この地域に立地する大学の工学分野との提携が盛んに行われており,この点は集積の効用として確認することができた。ポンドがドルやユーロに対して高い状態が続いているので,今後もイギリス工作機械産業は厳しい状況が続くことになろう。}, pages = {1--42}, title = {イギリス工作機械産業の分析}, volume = {41}, year = {2003} }