@article{oai:cuc.repo.nii.ac.jp:00001894, author = {柴田, 秀 and シバタ, シュウ and SHIBATA, Shu}, issue = {4}, journal = {千葉商大紀要}, month = {Mar}, note = {P(論文), いうまでもなく,イエスはキリスト教の教祖にほかならない。したがってキリスト教は,当然イエスの思想をそのまま受け継いできていると一般に思われている。ところが実は,そうではない。私見によれば,伝統的西洋キリスト教は,主としてパウロのいわゆる十字架の神学を継承してきたのである。パウロの思想にはしかし,その十字架の神学と混在しつつ,西洋キリスト教によっては「神秘主義」として切り捨てられてきたもう一面の思想が含まれている。そしてそれこそ,むしろイエスの思想に近いもの,いや恐らくパウロがイエスから正しく受け継いだものなのだ。この,「神秘主義」としてパウロに継承されたイエスの思想を念入りに探っていくと,われわれはそこに,たんにキリスト教のみならず,それとは一見まったく異質にみえる仏教思想をも包摂した真に普遍的な思想に逢着するのである。かかる視点に立って本稿では,イエスの思想と仏教思想とを,その根本的一致点に標的を絞って解明してゆこうと思う。}, pages = {59--77}, title = {<論説>イエスと仏教〔4〕}, volume = {40}, year = {2003} }